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就学時健診に引っかかるのはなぜ?視力聴力発音別にみる特徴と対処法

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入学前
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就学時健診に引っかかるとパパやママはとても心配してしまいますよね。特に元々健康面や発達面、発音などの言語で不安のあるお子さんをお持ちの方は

  • うちの子ちゃんと小学校に入学できる?
  • 普通学級に行けなかったらどうしよう…
  • 入学までに何かできることは?

と、小学校入学に向けて不安な気持ちになってしまうのではないでしょうか?

今回の記事では、就学時健診に引っかかるのはなぜ?
その理由と引っかかった場合はどうすればいいのか。親ができることや対策についてお話します。

まだ就学時健診を受けていない方はこちら↓

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就学時健診引っかかる理由とは?

なぜ就学時健診に引っかかるのか?その理由は大きく分けて2つに分類されます。

  • 小学校入学までに治して欲しいところがあるから
  • 発達面や身体面で気になることがあり、 専門機関での継続的な相談 や改善に向けた対策の必要があるから。

就学時健診では、歯・耳・鼻・目・内科の健診が行われます。

これらの健診の結果、受診などが必要となった場合は就学時健診の当日に紙面にて報告があります。

検査・治療が必要と思われる疾病に(○印)があり、その用紙を持って医療機関を受診。(虫歯を治療する、メガネをかけるなどですね。)

医療機関で治療終了の証明をしてくれるので、その用紙を入学後に学校へ提出するという流れになります。

基本的にはこれらの内容で引っかかった場合の多くが、入学前に治療して解決できるものとなります。

もう一つの理由は、発達面や身体面、発音などの言語面で心配な点があった場合です。

こちらは、専門医や発達の専門機関に行って「相談してきてね」という要素が強くなります。

すぐに解決することではなく、入学前の相談や入学後に至るまで長期的な対策や改善の必要があるといった内容になります。

地域によって違いがありますが、就学時健診の数日後もしくは数週間後に通知がきます。

特に、就学時健診で引っかかる理由が

  • 支援学級か普通学級か?
  • 普通学校か支援学校か?
  • 普通学級に通いながら通級などを利用するか?

など、就学先決定に関わる内容の場合は、直接学校長と面談したり教育委員会の行っている「就学相談」をすすめられる場合もあります。

就学相談とは、各市町の教育委員会などが行っている「個別の相談」で、就学先に迷いがある方を対象に秋ごろ行われているものです。

新一年生となる保護者だけが対象ではなく、様々な学年の保護者の方が相談されます。

時期や申し込み方法は各教育委員会によって違うので、希望される方は早めに教育委員会に確認した方がいいですね。

通級については↓下の記事でも解説しています。

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就学時健診引っかかる子の特徴とは?

次に、上の章でお話した2つめの理由「入学前の相談や入学後に至るまで長期的な対策や改善の必要がある」といった理由で就学時健診に引っかかった子どもの特徴について説明します。

  • 視力が悪い・聴力が弱い
  • 新しい環境でのパニックや動揺が見られる。不安が大きい。
  • 周りの子どもに比べて落ち着きがない。
  • 知能検査において問題があった。
  • 身体的なことで学校生活に支障がある、もしくは不便があるような問題があった。
  • 発音で問題がある(おさかな→おたかな)など。また極端に赤ちゃん言葉を多用する。
  • これまでの集団生活で加配の先生がついていた。
  • 肥満児・極端に細い・極端に小さい
  • 虐待が疑われる

では次に詳細について解説していきます。

就学時健診「視力」でひっかかった場合

遠視・近視が疑われる場合に就学時健診で引っかかることがあります。遠視は特に親が気づきにくく、就学時健診を機に気づかれるケースがよくあります。

また視力検査のやり方が理解できなかったという子供もいます。

左右を言う必要はありませんが、Cのマークの空いている方を指すんだと分かっていない子どももいますので、再検査となった場合ルールをしっかり伝えておきましょう。

遠視や近視ではメガネが必要になる場合があります。

6歳でメガネ?とかわいそうに思ってしまう方もいるかもしれませんが、あまりネガティブにとらえず

メガネ似合ってるよかっこいい!かわいいね♡

とメガネへのいいイメージや声掛けをすることで、子どももメガネをかけることへの抵抗感が少なくなります。

また、強い遠視でなく裸眼の状態でも視力や眼に問題なければ眼鏡が必要なくなる可能性もあります。

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就学時健診の聴力でひっかかった場合

聴力の検査は就学時健診で初めてするという子どもが多く、聞こえているけど「え?この音」と思ってしまう子どももいるようです。

私も聴覚検査(検査をする側)の経験がありますが、「一回目聞こえない」と言った子どもに

蚊がとんでいるみたいな小さな音だよ

と伝えたら「聞こえた!」というケースが多くみられました。

検査中に両耳聞こえなかったという場合は本当は聞こえているけど「音」が分かっていなかったという子どもが多いです。

ただし、片耳だけ「高い音or低い音が聞こえない」という場合は、検査の「音」は分かっています。こちらの場合は、本当に「音が聞きづらい」「聞こえていない」という可能性があります。

いずれにしても、音が分かっていないのか聞こえづらいのか専門医に診てもらいましょう。

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就学時健診の発音や言葉でひっかかった

面接(集団や個別など地域により異なります)の時に、他の子どもに比べて赤ちゃん言葉(幼すぎる印象のある言葉)を話す子どもや、発音が不明瞭な場合ひっかかることがあります。

一緒に暮らす祖父母や親が赤ちゃん言葉で話しかけている、といった環境が原因となっている場合は、周りの大人も年齢に応じた言葉で会話するように心がけましょう

また、「おさかな」→「おたかな」(サ行がタ行になる)、「はさみ」→「はしゃみ」(サ行がシャ行になる)など、少し発音において気になる子どもの場合もひっかかることがあります。

これらは多くの子どもが小学校1~2年生頃までに自然に治るので過度に心配する必要はありませんが、中には幼児期の早い時期から訓練した方が良いケースもあります

例えば「しゃ、しゅ、しょ」→「ひゃ、ひゅ、ひょ」に聞こえる場合は、言語聴覚士による訓練が必要になることもあります。

訓練が必要な状態なのか、しばらく様子見でいいのか、それは専門家にしか分かりませんので、就学時健診でひっかかった場合は専門機関に行きましょう。(通知の用紙に指示があるかと思います。)

発音の問題は、年齢が上がると友達からのからかいや指摘に本人が傷ついてしまうという可能性がでてきます。

そのため、親の方も焦りや不安で神経質になってしまいがちですが、無理やり矯正しようとすると話すことが怖くなったり緊張してしまったり、ということになりかねません。

無理強いはデメリットしかありません。本人が発音を気にしてしまうあまり「緘黙(かんもく)」につながってしまう恐れもあるのです。

きっと治る!という気持ちで、ゆったり会話を楽しむようにしましょう。

就学時健診「発達」でひっかかった場合

発達にちょっと不安がある。何となく育てにくい子。

そのように保護者の方がこれまでにうっすら感じていたものの、特に幼稚園(保育園)の先生からは何も言われていなかった子どもが引っかかるということが就学時健診の場合はあります。

3歳時健診から就学時健診まで期間があいているため、見過ごされていたり、地域によっては広くスクリーニングしたりするからです。

就学時健診で引っかかっると、保護者の方も驚いてしまいますよね。

うちの子はちょっと幼いだけ。ちょっと落ち着きがないだけ。と思っていたのに…という方もいるかもしれません。

あまり深刻にとらえず、不安や心配がある場合は地域の発達センターや小学校、また就学相談などの機会を利用し、今子どものために何をすべきか、入学までに何をすべきか、ということに考え方をシフトしましょう。

全く気付いてもらえず入学することの方がデメリットは大きいです

実は就学時健診が行われる目的はこのように

  • 少し心配な子ども
  • 気になる子ども

を学校がしっかり「把握する」といった理由があります。早い時期にこのような子どもの存在を把握していれば、その子に合ったサポートや対策が取りやすいからです。

何より、子どものために早くから対応した方がメリットが大きいのです。就学時健診で引っかかっることは決してマイナスではありません。

ちなみに、最近は全国的に就学時健診の時期が早まっていて、早い地域では9月から始まります。

それは今言ったように、サポートが必要な子供の人数や、どれぐらいのサポートが必要なのかを早期に把握していた方が、学級編成やサポート人材の確保もしやすくなるからです。

また、保護者の中には通常学級か?支援学級か?本当に悩ましいケースもあります。

どちらにもメリットやデメリットがあるので、なかなか決断できない…という場合も多いにあり得ます。

しっかりと納得がいくまで考える時間が必要です。

就学時健診に引っかかると、内容によってはとてもショックを受けてしまうこともありますが

今子どものために何をすればいいか?

を考え、入学に向けてできることを見つけていきましょう。

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まとめ

就学時健康診断で引っかかってしまうと不安になってしまいますよね。

これまでとはガラッと生活が変わる小学校。

入学までにいろいろな心配があるかと思いますが、だからこそ不安なことがあったら今のうちから解決に向けて動き出すことが大切!

きっと入学後スムーズな学校生活をスタートさせることができますよ。

入学式や小学校生活を楽しみな気持ちで迎えられますように…

ひまわり

 

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