新型コロナによる長期休校で、一学期はあっという間だった…と感じるママも多いのではないでしょうか?
しかも、一学期はいろいろなことが「かけ足」で進んでしまいましたよね。
地域によって夏休みに入る時期は異なると思いますが、娘の小学校では例年より1週間ほど1学期の終業式がずれただけ。
にもかかわらず、本来の学習内容は例年通りで、一学期の学習はもうすべて終わりました…。
正直、「強引にすすんでるな…」と感じます。
その学習のスピードに、娘はいっぱいいっぱい。
同じように、勉強に苦手がある発達障害やグレーゾーンの子供たちの中には、この一学期で「学習の遅れ」や「学習の苦手」をつくってしまった子どもが多くいるかもしれません。
そんな子供たちにとって、1学期の復習や苦手克服に「夏休みの家庭学習」は貴重な時間。
算数の苦手を克服して、スムーズに2学期の学習に取り組ませてあげたいですよね?
今回は、算数が苦手な娘のRISUを使った効率の良い家庭学習法についてお伝えします。

夏休みのワークにひそむ「苦手」
一学期の学習で、苦手の「芽」が出てきてしまっていませんか?
これは、早いうちに摘み取った方がいいです。
何が苦手なのか?何ができていないのか?
まずは、苦手の「芽」を見つけてあげましょう。

夏休みのワークから「苦手」を発見
夏休みの宿題として出されるワークや問題集には、一学期の学習内容がまんべんなく入っています。
できれば、ワークは夏休みの序盤に取り組み、なにが「苦手」なのかを早めに見つけてあげることが大切。

間違えた部分は「苦手な部分」「学習が定着していない部分」になります。
うっかりミスなのか?分かっていないのか?
間違った問題の「間違え方」は重要です。

というような「うっかりミス」の場合は、くり返し同じような問題を解くことでミスは少しずつ減っていきます。
理解はしているけど、間違えてしまうというパターン。

というような場合は、理解していない可能性が高く、「苦手意識をもっている」もしくは、「苦手につながる」内容です。
夏休みは、苦手な問題や苦手につながりそうな問題を中心に家庭学習することがベスト。
…とはいえ、それが難しいのですよね。
子どもにとって「嫌い・できない」問題なのですから…。
まずはうっかりミスをなくして自信を!
いきなり「分からない問題の克服!」と、子どもが間違えた問題と同じような内容をしようとするのは危険です。
まずは、うっかりミスを減らしていくことを目標に始めましょう。
算数が苦手な子供は、うっかりミスが多い傾向にあります。
でも、このうっかりミス。うっかりで間違えたとしても「×」ですよね。
「うっかりミス」の×も「分からない」の×も、子どもにとっては同じで、心理的にあまり良いものではありません。
つまり、うっかりミスが続いてしまうと、分かっていないわけではないのに「苦手」につながってしまう危険性があるのです。
なので、まずは「うっかりミス」の克服から!
分かっていないわけではないので、それほど苦痛ではないはずです。毎日少しずつ取り組んでいくのが◎
ちなみに、10問するという場合でも、「1日でいっきに10問!」というような方法より、「1日に2問ずつ、5日間かけてやる」という方法が、うっかりミスの克服には効率がいいです。
なぜなら、うっかりミスする問題は、2問3問と続けて解くと「解ける」からです。うっかり間違える状況を作るには、連続して問題を解くより、時間を空けなければなりません。
前にも間違えた問題だ!と気づき、間違えないように注意することが目的です。
毎日負担なく、少しずつ取り組むことで、うっかりミスを減らすだけでなく、自信を積み重ねることもできます。
一気にやらせて「嫌い」になってしまっては意味がないですからね。
発達障害の小学生におすすめのタブレット学習【RISU】体験談 ~算数苦手の克服に向けて~

算数の苦手克服、まずは教科書から!

苦手の克服。教科書を使って学習するのが基本です。
「分からない問題」を算数が苦手な子供が、一人で克服するのは難しいといえます。
学校の授業や宿題だけでは理解できなかったのですから「自然にできるようになる」のを期待してはいけません。
でも、教科書の問題なら、少なくとも一度は学校で学習している問題です。苦手な問題であっても、ハードルは低くなります。
子どもが「分かっていない」「苦手」とする問題は、まず教科書の問題を復習することが克服への近道。
教科書を見ながら、学校でやった問題を一緒にやってみましょう!
うちの娘は、↓のようなお金の計算が苦手でした。

100円玉が「1枚」=10円玉が「10枚」。これがピンとこなかったようです。
100玉硬貨も10円玉硬貨も見た目は「1枚」。大きさもほぼ同じなので理解しにくいのかと思います。そもそも数の概念も怪しい…。
イラストなどがあれば、何とかできるようになりましたが、文章だけの問題(上図の3、4の問題)がなかなかできるようになりません。
ちなみに、このページは1回分の授業の学習内容です。お金(硬貨)を使って、100より大きな数を学習していきます。
お金は生活の中で自然に理解してしまう子供も多いので、実際は学校で勉強しなくてもできる子はできます。
そんな子供にとって、10を10個で「100」なんて、楽勝なんですよね。
ただ、これまでの経験でお金を理解していない子どもや、数の概念がしっかりと育っていない子ども、理解に時間のかかる子どもでは一回の授業では足りません。
さらに次の授業では、100円玉が10枚で「1000円」という学習まで一気にいきます。


無理なく復習できる勉強法とは?
このようなつまずきを見つけた時の娘の勉強法…
まずは、教科書を使って学校の授業を思い出させます。
一日目…

ヒントをあげると出来る場合もありますが、できない場合は答えを教えてしまいます。
2日目も同じ問題をさせます。

同じ問題なので昨日よりはましになっている場合が多いですが、まだ解けない場合もあります。
三日目…

我が家の場合は、このあたりで教科書から【RISU】へ。同じような内容の問題にチャレンジさせます。
RISUには出題パターンを変えてたくさんの問題が用意されているので、気持ちも新鮮♪ それでいて苦手意識をもつことなく取り組めます。

RISUを使ってくり返し復習!学習の定着を…

上で説明したような方法で、苦手意識はかなり薄れてきます。ただし、学習が定着したか?といういうとそうでもありません。
一度定着したと思っていたのに「できていない…」
じつは、このような落とし穴は学年が上がるにつれて多くなってきます。
かけ算の九九、がんばってスラスラ言えるようになったと思ったのに「忘れている」…
このようなことは、これまでの学習で「がんばって何とか克服してきた」という子供たちには「あるある」の現象です。
あの時あんなにがんばったのに…と、親としては落胆してしまいますが。。。。
学習の定着には、忘れる→またできるようになる→忘れる→またできるようになる
このような「過程」も大切なのです。このサイクルがあってこそ、学習が定着していくのです。
でも、あまりにも期間があいてしまうと、まだできるようになるために時間がかかってしまいます。それは効率が悪い勉強法です。
そのため、完全に忘れてしまう「前」に、時々復習させてあげることが大事!
夏休みのような長期休み。時間があるこの時に「復習」しておくことは、とても大切なのです。

くり返し学習の効果
大きな数が苦手だった娘。夏休みになって100を超える大きな数を復習しましたが、やはり少し時間がたったこともあって、忘れていました。。。。
とはいえ、一学期にがんばった甲斐あって問題への苦手意識はかなり減っていて、すぐに思い出しました。
【RISU】を使って、苦手な問題を中心に復習。くり返し学習の効果か、↓これらの問題もスラスラと解けるように♪
一学期、学校で学習したばかりの頃には絶対に解けなかった問題です。
特にイラストのない問題は読む前から「分かんない!」という状態でしたが、今回はすんなりと取り組むことができるようになりました。
娘の心の中にあった「壁」が、なくなっているんですね。
これがくり返し学習の最大の効果!
このように、くり返し学習は負担なくできることが何よりも大切です。算数苦手の克服に大事なことは心理的な「苦手」という壁を作らないことです。
まずは、いちばん「心理的なハードルが低い」教科書の問題から。そして、RISUを使って同じ内容の問題を繰り返す勉強法。
わが家では、この学習方法で少しずつ「算数が苦手」「算数嫌い」という気持ちがなくなってきています。
二学期の学習では、自信をもって取り組むことができそうですね♪

まとめ

長期休校明けにスタートした一学期。
新しい学校生活に慣れるだけでも大変だったのに、フルスピードですすむ学習。
あらたな「苦手」が生まれてしまった子どもが多くいるはずです。
今年は特別に短い夏休み。
この夏休みは、一学期の疲れを癒す「心の充電」と、苦手を少しでも克服して二学期への「自信」を育むために欠かせない「貴重な時間」です。
わが子の苦手。
気づいていますか?
心の充電、しっかりできていますか?
二学期に向けて、自信を育むための「何か」をしていますか?
貴重な夏休みの過ごし方。
ぜひ、充実した時間にしてくださいね…
ひまわり
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