休み明け「学校に行きたくない」発達障害の子どもに必要な配慮とは?

新学期
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夏休みや冬休みなどの長期休み。

このような長期休み後、発達障害の子供たちは、やっと学校に行ける!という喜びよりも、久しぶりの学校に不安を感じるという子供が多いのではないでしょうか?

もちろん、それは子供だけではないですよね。

崩れた生活リズムを取りもどせるのか。学習学校の生活についていけるのか。

学校に行くのを嫌がったらどうしよう…。

心配な気持ちを抱えている親御さんも多いことかと思います。

でも、それは「喜んで学校に行って欲しい」そんな親の願いがあるのですよね?

学校生活をスムーズにスタートさせるために、休み中に親ができることは多くあります。

保護者の方が心がけるポイントや対策について解説していきます。

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発達障害の子供が新学期つまずきやすいポイントとは?

長期休み明け、子供たちの生活や環境は大きく変化します。発達障害・グレーゾーンの子供は、その変化に敏感だったり、気持ちの切りかえが難かったりという特性があるため、とても大きな不安を感じています。

この急激な変化にがついていかない…という子供が増えるんですね。

家という一番安心できる場所で、一番安心できる人と過ごす時間が持てる長期休み。

子供の気持ちとしては、長期休みが終わりと同時に、その穏やかな時間も終わるのです。

学校は戦地

休みが長ければ長いほど、子供は「家にいたい!」「家族といたい!」いう思いが強くなり、不登校になってしまうケースが急増します。

登校渋りや不登校にならないためにも、子供がつまずくポイントを親が把握しておくことはとても大切です。

では、子供たちのつまずきポイントとは、いったい何なのでしょうか?

生活リズムの乱れ

はじめは生活リズムが崩れないように何とかんばれるお母さんも多いかと思います。

でも、1週間2週間…休みが続いてしまうと、運動不足ゲームテレビの時間増大、寝る時間は遅くなりがちで朝起きられない。何となくダラダラ…。

いつの間にか生活が乱れてしまうという方も多いですよね。

こんな「楽」な生活を送っていたのに、学校が始まった途端

規則正しい生活に戻そう!

と、親が頑張っても子供はそうはいきません

学校へ行くモチベーションが下がっている状態で、いきなり気持ちや体のリズムをすぐに戻すことはできないのです。

それどころか、親の方ばかり「させよう」という気持ちが強くなってしまうと、その気持ちを敏感に感じる発達障害・グレーゾーンの子供たちは、親の思いとは逆行する形で登校渋りをしてしまいます。

宿題・学習習慣の崩れ

発達障害・グレーゾーンの子供にとって、宿題はさまざまな困難を抱えやすい課題といえます。毎日出される宿題と違い、長期休みの場合はまとめて宿題が出されます。

発達障害の子供は、一人で宿題や学習を段取りよくすすめることが難しく、家族がかなりの声かけをしても仕上がらない…という子供もいます。

宿題をしなくてはいけないという自覚がありながらも、休み中に終えることができなかった場合、子供は心の中に重たいものを抱えたまま学校に行かなくてはなりません。

学校に行くこと自体が億劫になってしまうのです。

また逆に、宿題をいっき終わらせ「やることはやったからもう何もしない!」とかたくなになりがちな発達障害の子供は、宿題が終わったあと一気に学習モードから離れてしまい、いざ休み明けに授業が始まると、憂鬱感でいっぱいになってしまいます。

 

友達との人間関係

休み中は、友達と会う機会が減るという子供が多いと思います。

ほとんど誰にも会えなかったという子供もいるかもしれませんね。

自分の特性を理解してくれている家族と一緒に過ごしていただけに、久しぶりに会う友達とどう関わっていいのか戸惑ってしまったり、不安を感じてしまったり、必要以上に神経を使ってしまい学校へ行くことに抵抗を感じてしまうケースもあります。

学校の休み中にしておきたいこととは?

発達障害・グレーゾーンの子供たちが久しぶりの学校抵抗なく登校するために、家庭でできることとは何でしょうか?

生活リズムを整える

基本的なことですが、新学期が近づいてきたら改めて生活リズムが著しく崩れていないか確認してみましょう。

学校へ行っていたときと今の生活をくらべ、就寝時間や起床時間に1時間以上の違いはないでしょうか? 

とくに朝の起床時間が1時間以上遅い場合は、1週間から2週間かけて少しずつ早く起こす練習をしておくと体が楽です。

また、食事は3食。間食をとりすぎていませんか?運動不足体力の低下体重増加。それは大人だけの心配ではなく、子供にもいえることです。こもりっぱなしの生活で体力は落ちています

お散歩やサイクリング、なわとび…。一緒に親子で運動不足解消が大切♪
学校がはじまれば、また慌ただしい生活になります。メンタル的にも体力的にも多くのエネルギーを使うので、休み中から規則正しい生活を心がけて、万全な体調でスタートできるようにしておきたいですよね。

宿題の確認と学習時間の確保

面倒だと思われるかもしれませんが、小学生のうちは子供の宿題を親がしっかり把握していることが大切。

どんな宿題があるのか、何か分からないところがないか、宿題を終わらせているか。

直前になって大慌てで終わらせる…、あるいは終わっていない…ということを避けるためにも、余裕をもって声かけをし、確認してあげましょう。

自分で確認して全部やりなさい。という方針を否定するわけではないですが、やはり小学生のうちは、親が何もいわなくてもしっかりやれる子は少ないものです。

とくに学習につまずきがある子供ほど、丁寧にみてあげる必要があります。

宿題を期日に出せることは子供の自信にもつながります。

ちゃんと見てくれてる…と子供は嬉しく感じていますよ、きっと。

とくに低学年は、学習のつまずきを見過ごしてしまわないことが大切!

また、課題が終わったから何もしていない生活を送ってしまっているのであれば、机に向かわせる時間を確保しましょう。

今年度はフルスピードで授業がすすむ可能性が高いです。少し予習しておくと、学校がはじまってから戸惑うことなく学習できます。

学校生活の変化を事前に伝える

特に春休み後は「進級」という一番大きな変化があります。教室が変わる、担任が変わる、クラスメイトが変わる…。

もちろん、時間割の変更や学校の生活スタイル学習スタイルなど、さまざまな変化が考えられます。それにともなって、子供が混乱することも当然あるでしょう。

とくに、こだわりや切りかえに対する苦手意識がある子供にとって見通しのもてないこのような状況は、強い不安感につながってしまいます。

どんなふうに、何が変わるのか。具体的に教えてあげることで子供の安心感につながります。

担任の先生や友達に会う

少しでも不安を取り除くために、学校が始まる前に担任の先生と会っておきましょう。事前に話すことはとても大切。先生の口から直接聞けることで不安が和らぎます

また、状況によってはなかなか友達と遊ぶことはできないかもしれませんが、学校の校庭や近くの公園に行けば子供がいるかもしれません。友達と遊ぶ機会がもてるとベストですね。

久しぶりの登校を嫌がったら?対処法とは

発達障害・グレーゾーンの子供をもつ親が、長期休み後に心配することの一つとして登校渋りがあげられるのではないでしょうか。

長い休み明けは、不安が大きいですよね。

では、もし子供が学校再開後、登校渋りをしたら親はどのように対応すればいいのでしょうか?学校へ行きたがらない理由は人それぞれ。対応の仕方も異なります。

友達との人間関係や学校生活への不安をとりのぞく

もともとコミュニケーションに苦手意識のあった子供の場合、進級時は新しい先生との関係や友達との関係にストレスを感じやすい時期といえます。

不安がないわけがありませんその思いをしっかりと受け止めてあげることが大切です

4月は、進級という新鮮な気持ちや雰囲気で学級が包まれ、新しいクラスが始まる大事なステップをのぼっていく時期。丁寧にのぼっていく必要があります。

車で例えるならば、エンジンをかけ、徐行運転をしながら走りたい段階です。

まわりの子は猛スピードで走っているかもしれません。

でも、周りに合わせる必要はありません。自分のペースが大切。

自分が走れる速さでいいんだよ、ということを十分に伝えてあげましょう。

そして、ゆっくりでも進めているならばすばらしいこと。しっかり褒めてあげてくださいね。

親と離れることへの不安を和らげる

家族と過ごす時間が増える休み中。学校が始まれば再び安心できる家族と離れなければなりません。この状況に不安を感じて登校を嫌がる場合があります。

お母さんが大好きな低学年ほどこの傾向が強くなります

早く学校に行かせたい親の焦りは余計に子供の不安を増してしまいます。親子で登校したり、しばらくは無理をしないように見守ってあげることが大切です。

親の心の余裕が子供の不安感をやわらげ、安心感を少しずつ増やしていくことになります。

学習への不安を親子で克服する

いざ学校が始まれば、学習がいっきに進んでいきます。心も体もついていくのがやっとの状態で、学習がどんどん進めば、分からない部分やつまずくポイントが出てくるのは当然です。

その時に、先生がなんとかしてくれるという親の考え方は、子供の不安をさらに大きくしてしまいます

学校で学習に困っていても、先生の力だけではその困り感がなくならないことを子供自身が身に染みて感じているのです。

だから不安なのです。

実際、学校には一人一人の学習の困り感に対応する余裕はないといっても過言ではありません。

大切なのは、親が子供の学習の困り感を何とかしてあげようと一生懸命になってくれる姿勢です。一緒にがんばろうと声をかけ、子供のペースで学習をすすめてあげましょう。

ウイルスへの恐怖、感染への不安をなくす

2020年、新型コロナの感染者が世界中で広がりました。日本全体が休校になる、ということは今後ないと思われますが、感染者が校内に出て、突然の休校という状況もあり得ます。

このような場合、休みが長期ではなくても、子どもの心への配慮が必要です。

目に見えないウイルス。世界中で多くの人が感染し亡くなっている状況で、ウイルスを怖がるなといっても、発達障害・グレーゾーンの子供には難しいことかもしれません。

感染した人や家族への偏見や差別も怖いですよね。

でも、親の不安感マイナス発言は、子供の心に大きく影響してしまいます。

親が必要以上に不安感を抱くのではなく、基本的な予防対策(手洗い、うがい、マスクの着用、換気など)が大切であること、万が一感染したとしても子供は重症化しにくいこと、ワクチンの開発が急ピッチで進められていること、治療法があれば偏見もなくなることなど、前向きな発言を家庭の中でも心がけて話してあげましょう。

おわりに

長期休み明け、親の不安は大きいですよね

でも、子供はもっと不安です

そして、その不安はどんな子どもであっても、少なからず心の中にあるのです。

でも、不安という心理の裏側には「ちゃんとしたい」という前向きな気持ちがある、ということ。

だからこそ、スムーズにできなかったらどうしよう…となるわけですね。

その前向きな気持ちがあることにしっかり気づき、不安を楽しめるぐらいの気持ちで過ごせるといいですね。

子供たちが笑顔で学校へ行けることを願って…

私たち親も、笑顔で学校へ送り出したいですね。

 

ひまわり

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