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小学校非常勤講師の給料を現役講師が解説!時給2800円で年収は?

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非常勤講師
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今回の記事では、小学校の非常勤講師について解説します。

  • 小学校の非常勤講師の給料時給ボーナスは?
  • 勤務時間は?
  • 仕事内容は?
  • 募集はどこでしてる?
  • 小学校非常勤講師として働くメリットデメリットは?

そんな疑問や不安のある方向けに、現在小学校の非常勤講師として働く私が詳しく解説していきます。

これから小学校の非常勤講師として働きたいけど「非常勤講師についてよく分からない…」と疑問や不安を抱いている方の参考になれば…と思います。

なお、小学校の非常勤講師は各自治体によって雇用形態、仕事内容、給料は異なります。 記事内ではなるべく非常勤講師に共通する部分について解説していますが、参考として読んで頂けますと幸いです。詳細を知りたい方はお近くの教育委員会に直接お問い合わせくださいね。

非常勤講師の給料や社会保険料について主に知りたい方はこちら↓の記事

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小学校の非常勤講師ってそもそも何?

最初に、まだ学校で働いたことがない方のために「非常勤講師って何?」という基本について解説しますね。

子ども達にとっては同じ「先生」ですが、じつは学校には様々な雇用形態で働いている先生がいます。

  1. 正規職員(正規雇用の先生)
  2. 再任用短時間勤務職員(元正規職員だった先生)
  3. 非正規雇用の先生:常勤講師
  4. 非常勤講師(フルタイム・パートタイム)

大まかにこの4種類となっています。小学校の非常勤講師はこの「4」にあたります。

ちなみに…正確には
常勤講師=臨時的任用職員
非常勤講師=会計年度任用職員です。

また、会計年度任用職員はさらに2種類に分けられます。

  1. パートタイムの会計年度任用職員(週38時間45分未満)
  2. フルタイムの会計年度任用職員(週38時間45分)
この記事を読まれている方の多くは「1」にあたる「パートタイム」だと思いますので、それを前提とした内容となっています。
1.正規職員(正規雇用の先生)

採用試験に合格し「正規職員」として働く先生です。

2.再任用の先生

元々正規職員として働いていた先生です。定年などで退職した先生が「半日勤務(ハーフ)」や「一日勤務」をしています。一日勤務の先生は担任をすることもあります。

先生が足りない状況は全国各地で同様の状況ですので、最近とても多くなっていますね。

3.非正規雇用の先生(常勤講師)

非正規雇用の「常勤講師」はどのよう先生なのか

  • 採用試験に合格していない若手の先生
  • そもそも採用試験を受けていない先生
  • あえて正規の職員ではなく講師という働き方を選んでいる先生

など様々です。

非正規といえど、常勤講師の場合は30代前半ぐらいまでの正規の先生とほぼ仕事内容が変わらないことが多いです。担任業務、校務分掌もあります。

大学卒業したての若い先生であれば、給与面ではそれほど正規職員との差はありません。

また、常勤講師→正規職員になった場合には、講師としての経験年数も給与に反映されます。

そのため正規職員を目指している方が常勤講師をしている場合も多く、特に若い方の場合はこのケースが多いですね。

正規と非正規の大きな違いは「待遇」です。

一言で言うと正規職員に比べると「冷遇」と言えるでしょう。

  • 給料が上がらない(ある一定年数で上限に達する)
      
  • 退職金がない(臨時採用講師の退職金については支給される自治体とされない自治体があります。あったとしてもわずか) 
     
  • 正規職員のような充実した研修がない 
     
  • 初任であっても指導教員がつかない(常勤講師の場合、経験0でいきなり「担任」になることも…)
      
  • 辞令期間が短い、細切れ辞令(多くが1年で切れます)
      
  • 採用が不安定
     
  • 育休産休などの福利厚生がない

など、地域や仕事内容によって差はありますが、多くの場合は非正規の職員(常勤講師、非常勤講師)に対しての待遇は良くないようです。

このように言うと非正規職員はデメリットばかりと思われてしまうかもしれませんが、メリットもあります。

長年講師をされている方の中には、あえて「講師」を選んでいるという方さえいます。

正規職員は年齢が上がるにつれて責任の重い仕事を任されたり管理職になったりということがありますが、講師の場合は何十年働いてもそのようなことはなく、純粋に担任として子どもと向き合うことに集中できるからです。

子ども達のためにがんばっているという点においては、正規職員、非正規職員の意識の差はないです。

4、非正規雇用の先生「非常勤講師」パートタイムorフルタイム

上でも軽く触れましたが、非常勤講師(会計年度任用職員)には2種類あり下枠のように分類されます。

パートタイムの会計年度任用職員(週38時間45分未満)
フルタイムの会計年度任用職員(週38時間45分)

私は、週19時間勤務ですので、パートタイム会計年度任用職員となります。

給料は時給となります。

フルタイムの非常勤講師は、地域によっては「日給や月給」といった形でお給料が計算される場合もあります。

また、非常勤であってもボーナスが支給される場合や、社会保険に入れる場合もあります。

ちなみに私の場合は、週19時間勤務ですので社会保険には入れませんが、ボーナスは頂いています。

 

では次に、本題である「小学校の非常勤講師」について詳しく説明していきます。

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小学校の非常勤講師、時給は?

上の章でもお伝えした通り、非常勤講師には2種類ありますが、多くの方が週38時間45分未満のパートとして働いています。

そのため、小学校の非常勤講師は多くの場合が「時給」という形で計算されることが多く、月1回お給料が支払われます。

ちなみに、1授業いくらではなく、1時間〇〇円です。

交通費も1日あたり〇円として計算され支給されます。

時給で計算される場合は、地域により多少異なりますが2500円~3000円。

全国的に時給2800円台が多いようです。

県採用であれば給料は「県費」から、市採用であれば「市費」からです。

なので、同じ県であってもお隣の市で非常勤講師の時給が数十円違うということもあります。
※とはいえ、あまり大きな差が出ないよう金額設定がされています。。

午前中の勤務、たった4時間で1万円超え!

…と、これだけ聞くとパートとしてはかなり高額と感じるかもしれません。

ただ、採用も不安定で継続した収入が得られるとは限らないということを考えると、決して高いとは言い切れない時給です。

また、実際には授業以外に多くの時間外勤務が発生しています。

経験者もしくは現役の方の中には感覚的に時給1000円ぐらいと考える方もいるかと思います。

  • 授業準備
  • ノートや提出物のチェック、コメント付け
  • テスト採点
  • 評価(成績付け)

などなど。

特に授業準備に関しては徹底した準備をする必要があります。担任業務や公務分掌がない「教科」だけを教えるのが非常勤講師ですからね。

担任のように、時間が足りなくてやりきれなかった部分を他の隙間時間で行う、なんてこともできません。

時間内にきっちりおさめる必要があるのです。

そのため、学校現場が初めての方は準備や計画に数時間以上かかってしまったり、持ち帰って準備をする、なんていう場合もあるかと思います、、、。

授業に向けてどれだけ準備をしたいかはその人次第ですが。

もちろん経験年数を積めば要領も良くなりますし、準備時間は短くなります。また、教科によって準備時間がかなり異なるのも事実。

例えば、高学年の「書写」は正直、授業準備はほぼいりません。書写という授業に対して丁寧に向き合えない児童をいかに45分間集中させるか、という点においての工夫はいりますけどね。

一方、理科は単元によっては実験準備などがとても大変です。

 

このように授業によって準備時間は大きく異なります。

また、小学校の場合は、担任や管理職との情報共有(気になる児童の情報共有など)もかなり重要な仕事になってきますので、そのあたりの時間もまあまあとられます。

もちろん、子ども対応で勤務時間が超えることも多々あります。

授業中に起こった問題(授業態度が悪い、児童館トラブルなど)授業後にも個別指導が必要になる場合もあります。

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また、一日4コマだったとしても1限~4限の場合は午前中だけの勤務になりますが、3限~6限の場合は給食時間や掃除の時間などもはさむことになり、拘束時間は長くなります。

それでも発生する時給は4時間分です。

ちなみに私の場合では、現在週19時間勤務。 授業は17コマで2時間だけ「教材研究」という名の授業準備時間(時給発生)があてられています。

この2時間はほぼ事務的な作業でおわってしまうため、授業準備は家ですることが多いです。そのため、私はあまり残業はしません。

 

・・・と、ここまでいろいろマイナス面を書いてきましたが、通常のバイトと比べればやりがいもあり学ぶことも多くあります。

そういうことも含めて、小学校の非常勤講師はかなり魅力的な時給であるということは事実です。

また、常勤ではできない副業がOKであることもメリットです。

\非常勤講師+副業の生活/

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小学校の音楽非常勤講師の募集はどこで?&いつ?

小学校の非常勤講師で、音楽や理科の「専科で働きたい!」いうケースも多いかと思いますので、募集とその現状について解説します。

関係のない方は読み飛ばしてくださいね。

小学校の場合、音楽や理科専科の募集!とピンポイントで募集をかけることはほぼありません。

タイミングが良ければ目にすることもあるかもしれませんが、通常は「無い」と思っていた方がいいです。

では、音楽や理科専科として働きたい場合や非常勤として働きたい場合はどうすればいいいのか?

まずはお近くの教育委員会に「講師登録」しましょう。 講師登録することで、教育委員会側は免許を持っている人を把握することができます。

ネットで講師登録が教育委員会もあるので確認してみてくださいね。次年度の募集は秋ごろから開始しているところが多いようです。

教員採用試験を受けた方は自動的に翌年度採用候補のため講師登録がされている場合があります。最近採用試験を受けていないという方は講師登録をしましょう。
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専科の正規の先生が突然のケガや病気で働けなくなることもあり、そのような場合は講師が急遽必要となります。

足りない場合は、過去に講師として働いていた方に連絡したり、この「講師登録リスト」から手当たり次第に連絡して講師を確保するということもあります。

年度途中からの採用の場合は、このパターンが多いです。ある日突然教育委員会から電話が!みたいなこともあります。

このことからも分かるように、すべての講師に言えることですが、講師登録をしたからといって必ずしも仕事があるとは限らないのです。特に専科希望の方は、、、。

仕事がない場合には連絡が一切ないということもあります。無いなら無いで一言連絡が欲しいですけどね…。

必要となった時だけ電話がかかってくる、と思っていた方がいいです。

講師としての実績が無い方や持っている免許の種類によっては、とても不安定な採用状況と言えるかもしれません。

それでも小学校で非常勤講師として専科で働きたい!という思いが強い人は、教育委員会に直接行って講師登録をすることをお勧めします。

ネットで講師登録し、ただ待っていても自分の希望や思いは教育委員会に伝わりにくいですからね。チャンスは自分でつかみ取ってください。

教育委員会に行く際は、事前に講師採用担当者がいるかどうかの確認、スーツ、免許状のコピー持参は必須。面接して頂くぐらいの気持ちで行くといいかと思います。

運が良ければ面接同様にお話を聞いてくださる場合もあります。

現在、小学校では全国的に先生不足です。免許を持っている人、かつ働きたい意欲がある人は非常に貴重な存在です。

そして、ある教科の専門性の高い先生であれば、来て欲しいに決まっています。

教育委員会にとっても、意欲のある方はウェルカムなんですよ。

自分の存在と自分の魅力をアピールすれば何らかの採用につながる可能性は高くなりますので、ぜひ意欲のある人は教育委員会に直接行ってみましょう。

地域によって講師の募集状況は大きく異なりますので、現状をしっかりと聞き、自分の希望を伝えることが何より大事。
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小学校の音楽専科で非常勤として働きたい!~小学校の免許も持っている方~

中学校、高等学校の「音楽免許」だけでなく、小学校の免許を持っている方は、採用自体の可能性は高くなります。

ただし、音楽だけでなく他の教科を受け持つことも視野にいれた方がいいかもしれません。

また、音楽専科の非常勤にこだわる場合は2校掛け持ちになるケースもあります。

音楽の授業は年間を通して週に1.5時間ほどです。(前期は週に1時間、後期は週に2時間というような時間割の組み方で調整しています) また、小学校の場合は低学年は担任の先生が音楽を持つことが多く、高学年だけの音楽だけでは持ち授業数が少ないという現実があります。
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小学校の音楽専科で非常勤として働きたい!~小学校の免許を持っていない方~

小学校の免許を持っていない方が小学校で働きたい場合は、少しハードルが高くなります。

小学校で勤務するには「小学校の免許」が必要だからです。

ただし、何かしらの教員免許を持っていれば「臨時免許」の申請で勤務することは可能です。(1度の申請で3年間有効)

小学校の免許を持っている人が採用の優先順位として高いのは言うまでもありませんが、採用の可能性がないわけではありません。

いずれにせよ、各地域の状況はネット上で情報が流れることは絶対にありません。教育委員会に直接聞くことが一番良い方法です。
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小学校の非常勤講師+主婦(主夫)という働き方

小学校の非常勤講師は向き不向きがはっきりする職業ですが、教師職が向いている人にとっては非常勤講師はかなりおすすめです。

特に小学生ぐらいまでのお子さんのいる方にとっては、小学校の非常勤講師+主婦は最高だと思います。

経験「0」の主婦(主夫)が小学校で非常勤講師として働ける?

これまでに学校での勤務経験が無いという方には、正直 小学校の非常勤講師はかなりハードルが高い職業です。

例え、塾の講師経験があり「勉強」を教えることができたとしても、学校の現場はそれだけではやっていけません。

ですが、T2(主となる正規の先生が授業を行い、サブとして授業に入る。)というような勤務形態の非常勤講師を採用している地域の場合は、そのようなお仕事なら少し負担は少ないです。

もし近くにそのような雇用形態の非常勤講師があればそこで経験を積んでもいいかもしれません。

また、いきなり非常勤講師をするのではなく、支援員の先生(サポーターの先生)として数年勤務し、まず学校現場に慣れることから始めてもいいですね。※時給は非常勤講師よりかなり低いですが。

学校現場で働くことで、非常勤講師が自分にできそうか、できなさそうかは分かると思います。

何より正規の先生の授業を見ることができるのでいい勉強になります。

小学校の非常勤講師+主婦(主夫)のメリット

私自身、2人の子どもをもつ母親です。仕事と家事を両立する上で非常勤講師として働くメリットを少し挙げますね。

  1. 時給が高いので同じ収入を得るための労働時間が少なくて済む
  2. やりがいがある
  3. 自分の子どもとしっかり向き合える
  4. 夏休みや冬休みは完全に休み
  5. 自分の子どもが大きくなったら採用試験を受けて正規になることもできる。これまでのスキルが生かせる。
  6. 自分の時間が十分とれる
  7. 兼業(副業、複業)が可能

子どもとの時間や、自分の時間がもてることは大きなメリットです。

また、個人的には「7」もメリットだと思います。

現在、私は個人事業主として兼業状態で非常勤講師をしています。

これは正規の先生や常勤講師にはできないこと。非常勤講師ならではのメリットです。

学校以外での仕事のスキルアップや人脈の広がりは、学校だけでの勤務では経験できないことですし、私はここに大きな魅力を感じます。

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小学校非常勤講師の勤務時間は?

次の章でも説明しますが、非常勤講師は正規の先生の「代替」で入ることが多いです。病休代替、とかですね。

そのため、何の代替として入るのかによって「仕事内容」や「勤務時間」も変わります。

学校の始業時間時間割も学校によってそれぞれ違うので、詳細は勤務校が決まるまでは分かりません。

勤務時間のカウントが1日4時間だとしても、時間割によっては午後まで授業が入る場合もあり、給食をはさめば拘束時間が長くなってしまうということもあります。

ただし、事前に働きたい時間数や午前中しか働けない、などの希望を教育委員会に伝えることで、なるべく希望に沿った働き方ができる場合が多いです。

私の場合はフルタイム勤務は希望しておらず、ハーフ(半日勤務)という形をとっています。

週19時間の勤務が上限のため、時間割の都合さえ合えば毎日午前中のみの勤務ということになります。

非常勤講師でも、週29時間までの勤務が可能という方や、扶養の範囲内で働きたいので週7時間とか8時間勤務という方もまれにいるようです。専科の方で勤務時間が短い方もいます。
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小学校の非常勤講師、仕事内容は?

非常勤の仕事は、基本的には正規の先生の「代替」として採用されます。以下がその一部です。

  • 病気休暇等代替(病気休暇、介護休暇中等の教職員の代替業務)
  • 再任用短時間職員補充(再任用短時間勤務職員の欠員補充)
  • 育児短時間勤務職員後補充(育児短時間勤務をしている教職員の後補充)
  • 妊娠時体育授業免除(妊娠した教員の体育授業を担当)
  • 初任者研修 (初任者及び指導教員の後補充)
  • 養護教諭初任者研修(初任者への指導及び校外研修時の後補充)
  • 支援教育推進(支援が必要な児童・生徒への対応)
  • 小規模対策 (専科教科担当)
  • 専科(専科教科担当)
  • 児童支援コーディネーター後補充(児童支援コーディネーター教員の後補充)
  • 少人数指導等担当(少人数指導やT・Tの担当)

複数の教科を教える非常勤講師や、音楽や理科、英語といった専科としての非常勤講師、また、支援の必要な児童への対応や、T2(主となる先生と組んで授業をする)での非常勤があります。

どの代替が必要とされているかは地域によって様々。

これも、お住いの地域の教育委員会で聞くことが一番正しい情報となります。

ちなみに私の場合は、病気休暇等代替(病気休暇、介護休暇中等の教職員の代替業務)の非常勤講師として雇用されることが多く、いろいろな学校を転々と異動しながら働いています。

学年は1年生~6年生すべての学年を受け持つこともあります。

級外として入るので、受け持つ教科もバラバラですが、算数や国語といったメイン教科は非常勤となってからは受け持ったことはありません。

病休代替の場合は任期がとても短く、1か月ごとに更新されることもあります。ですが、「お仕事がない」ということはこれまでなく、間をあくことなくずっと採用して頂いています。

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非常勤講師が小学校の担任を持つことはある?

 前述したように非正規の先生には2種類あります。(常勤講師と非常勤講師。)

常勤の講師は、担任を受け持つことがありますが、非常勤講師は、時給〇円、週に〇時間、日給〇円、月給〇円で働いてくださいね、というような雇用形態となっています。

いずれも、正規職員よりは勤務時間が短いです。なので非常勤講師が担任を受け持つことはありません。

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非常勤講師の年収は?

これまでに説明したように、勤務時間は仕事の内容で異なりますし、時給も地域によって異なります。

そのため正確な年収はお伝え出来ません。 私の場合を参考までに。

週19時間勤務の私の時給(2840円)で換算すると年収200万円ほどです。

給料明細の記事↓

 

  • 交通費支給あり
  • ボーナスあり(12月のみ支給)
  • 国民年金、国民健康保険は自身で払っている

といった感じです。 非常勤講師だけでは「年収」としてかなり低いです。

年収を上げたい人は、時間には余裕があるので兼業(副業)するといいですね。上手く兼業すれば、非常勤講師の年収を上回ることも可能です。

\副業についてはこちら/

あと、こまかいですが、夏休みや冬休み、学校行事も勤務しませんので時給は発生しません。

学級行事とは、運動会、遠足、修学旅行、身体計測、避難訓練、始業式、終業式、入学式、卒業式、離任式などですね。

これらの時間は自分が授業をするわけではないので基本的に時給は発生しません。というか、勤務がなくお休みです。

ただし、卒業式などに出席した場合は、学校によっては校長の判断で時給が発生する場合もあります。 ※卒業式に出席した場合「〇年 音楽指導」といった形で報告してもいいよ、とかですね。

学校では、年度はじめに年間行事予定表がもらえますので、大体の年収は最初に計算できるかと思います。

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小学校の非常勤講師、年金や健康保険はどうなってる?

上の章でも説明したとおり、私の場合は週に19時間勤務です。 厚生年金などの加入条件は20時間以上となっています。

週の所定労働時間が20時間以上、所定内賃金が月額8.8万円以上、2カ月を超える雇用の見込みがある、学生ではない

そのため、私の場合は社会保険関係は自分で入らなければなりません。

教育委員会があえて19時間勤務と線引きするのは、ここの数字がからんでくるからです。

実際には20時間以上勤務しているのに、なんだか納得できませんが…。そればかりは仕方がありません。

国民年金保険料は1カ月あたり16,520円。(令和5年度)

私は、付加年金も払っているので月額+400円。 国民年金だけで年間20万ぐらいの支払いです。

また、国民健康保険料は前年の所得に応じて計算され、お住いの地域によって月額が異なります。正確な保険料は6月に通知がきます。

ざっくりですが、国民健康保険料も年間10万円は超えます。地域により異なりますが、年収200万円ぐらいなら年間15万~20万円ぐらいはかかると思っていた方がいいです。 ※39歳以下なら月額12000円程度、40歳以上では介護保険もあるので月額14000円ぐらいかな。

非常勤講師は時給が高い分、扶養に入ることができない場合が多いです。 つまり「被保険者第1号」です。

国民年金保険料+国民健康保険料で年間35万~40万くらいは支払わなければいけないことは頭にいれておきましょう。

また、将来の年金受給額が低いことも視野に入れ、iDeCoやNISAで退職金(老後資金)を自分でしっかり構築することも必須です。

※iDeCoは2024年以降でしたら新たに始める必要はないかもしれません。新NISAで運用していくいいですね。

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小学校の非常勤講師として働くメリットは?

これまでお伝えしてきたことと重複する部分もあるかもしれませんが、小学校の非常勤講師のメリットについて解説します。

小学校の非常勤講師のメリット

  • 時給が高い(2800円台)
  • 教科だけを教えることができる(教えることに専念できる)
  • 自由な時間が確保できる(プライベートが充実)
  • 夏休み、冬休みなど、学校に子供が登校しない日は勤務がない。
  • 家族との時間がたっぷりとれる。特に子どもがいる家庭ではかなりのメリット!
  • 兼業(副業)ができる。※常勤講師はできません。非常勤講師(パートタイム)の特権ですね。
  • 学校以外での仕事が持てるため様々な分野でのスキルアップや人脈の広がりが持てる。いろいろな価値観を持った人と出会える。
  • やりがいがある
  • 担任業務や雑用がないため、正規職員に比べ身軽(気軽)※保護者対応で神経をすり減らすこともない。
  • 任期が短いので、いろいろな学校で勤務することができる。(いろいろな先生と顔見知りになれる。その学校独自のよいシステムなどを知れる、環境の変化に強くなれる)

人によってはこれはメリットじゃない!と感じる項目もあるかもしれませんが、個人的な判断でメリットとさせて頂きました。

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小学校の非常勤講師として働くデメリットは?

最後に小学校の非常勤講師として働くデメリットや悩みについてお伝えします。

小学校での勤務は、向き不向きがはっきりする職業と言えます。

向いている人にとってはメリットであっても、デメリットとなる部分も多いですが、参考としてみてください。

  • 教科だけを教えるため、児童との交流は薄くなりがち。担任のような「我が子感」のような感覚が持ちにくいため、人によっては寂しいと感じる。
  • 短時間の勤務のため、他の先生とのコミュニケーションを取る時間が少なく情報共有がしづらい。
  • 非常勤講師としての悩みを共有できる人物が学校内にいない。もしくは少ない。
  • 遠足や運動会に参加できないため、疎外感を感じやすい。特に若い先生にとっては。
  • 複数学級受け持つこと、短期間で他学校へ異動するこもあるため、新しい環境や人間関係づくりが大変
  • 教科のみの勤務ゆえに、授業準備は徹底的に。そのため、慣れないうちは準備時間がかなりかかってしまう場合もある。
  • 担任ではない「非常勤」という立場ならではの悩みを抱えやすい。※小学校はやはり子ども達にとって担任が一番。担任とそれ以外の先生とで態度が変わるような児童もいるため、いかに信頼関係が築けるかによって指導が変わってくる。経験年数が少ない非常勤講師の場合はストレスと感じることも。
  • 年収が少ない
  • 厚生年金に加入できない(将来の年金が低くなる。老後のお金は計画的に自分で用意する必要がある。iDeCoやNISAでの退職金作りは必須)
  • 時給での雇用形態。休んだ時の保証はほぼない。「喉がれ」「声がれ」「体調不良」「けが」には十分注意する必要がある。体の弱い人は厳しい。
  • 学年をまたいで授業をすることもあり、感染症にかかる可能性が高くなる。
  • 1年から6年まで授業をもつこともあるためキャラ設定が難しい。※ある意味、役者魂が必要。
  • さまざまな学年(学級)を受け持つ必要があるため、学級数・クラス人数の多い学校では短期間のうちに数百人という児童の名前を覚えなければならない。⇒担任と違って成績・評価付けがとても難しい。
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小学校の非常勤講師 まとめ

現在、全国的に教員不足が深刻となっています。

教育学部に在籍する学生の数も年々減少。 危機的な地域もあるようです。

じゃあ、正規職員の採用人数を増やせばいいじゃないか!と思うかもしれませんが、それほど簡単なことではなく、単純に採用を増やしてしまえば教員の「質の低下」にもつながりかねません。

また、正規職員の数が増えれば、当然 産休育休の先生が増えます。病休の先生も増えます。

その代替には、非正規の先生が入るのです。

非正規の先生というのは、学校現場にいなくてはならない存在。

採用期間も細切れで、学校も転々とさせられるため「ただの駒」という表現をする方もいますが、縁の下の力持ち的存在と言えるでしょう。

家庭の事情や、自分の選んだ働き方をしたいために「非常勤講師」という選択をしている先生も多くいます。

正規職員→非常勤講師 という先生も最近はたくさんいますね。

私は子供との時間をしっかりとりたいため、今は「非常勤講師」という働き方を選んでいます。

そして、今の働き方にとても満足しています。

確かに、正規の先生のような安定もないし、年収も低いですが、「時間」や「経験」という意味では本当に充実した日々を過ごすことができていると思います。

もちろん、非常勤講師という立場は、決して「楽・気楽」というものではありません。

正規の先生にはない「苦労」もあります。

中学校のような教科制ではないため、さまざまな教科を担当しなければならないことや、複数学年の授業を同時に受け持つことも大変です。

1年生と6年生では、指導法や対応の仕方も違います。

人生始まったばかりの子ども達は、まだまだ心も体も成長の途中。未熟です。

それゆえに、素直でかわいい側面ばかりではなく、攻撃的、反抗的な子どもはどこの学校でも必ずいるのが現実です。

担任だったら届く指導も、非常勤という立場であると同じようにいかないことも多くあります。

思っている通りにいかないことが多いのも、また教育現場です。

だから、小学校の非常勤講師は誰でもできる仕事ではありません。

でも、誰にでもできない仕事だからこそ「やりがい」があるのだと思います。

私は非常勤講師として働いていることにとても満足しています。

この記事を読んで、非常勤講師をしてみたい、という方が一人でも増えたら幸いです。  

ひまわり

 

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