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9月入学・新学期開始のメリット・デメリット&誕生日と学年の区切りについて解説

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新学期
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※5月21日に「小学0年生」案について追記しました。⇒こちらからジャンプ

新型コロナウイルスで休校が延長され、子供をもつ親にとって一番の心配ごとは「学習の遅れ」ではないでしょうか?

休校がこれ以上続いたら、うちの子あたまの中スッカラカンになるわ…
夏休み返上でつめ込み教育されても、うちの子勉強についていけないかも…

心配は尽きないですよね。

休校中は、学校から出された宿題だけをする子ども。オンライン学習や教材を使って学習し、復習や予習をしっかりする子ども

親の意識や経済状況で、子供たちの学習環境には大きな格差が生まれました。

もちろん、その差が子供たちの「学力の差」につながることは間違いありません。

そんな格差をなくすための対応策として、突然ニュースで取り上げられたのが

9月入学・新学期開始案です。

九月に入学?
どういうこと?

と 驚いたママも多かったのではないでしょうか?

でも、じつは…

世界に合わせて、日本も9月入学・9月一学期にしよう!という案は以前からあったんですよね。

とはいえ、入学時期が変わるということは社会全体にさまざまな影響を及ぼします。膨大な調整が必要なため九月スタートなんて非現実的…と考えられてきたのです。

でも今回の長引く休校に、再び浮上した
9月入学・新学期開始案

賛否両論ありますが、個人的には9月スタートになることを期待しています。

もちろん、これ以上の休校は望んでいませんが…。

教育現場において、いちばん要の時期である年度末と年度はじめ。

この2か月以上の期間に義務教育中である子供たちが失った学習の機会は、とても甚大なものなのです。

夏休みの返上土曜半日授業の導入で何とか学習の遅れをとりもどそうとしても、そう簡単に子供たちの思いまで取り戻せるものではありません。

だからこそ九月に再スタートし、仕切り直すべきなのです。

9月入学に変えるなら
今がチャンス

いえ、今しかない!

9月入学なんかに絶対ならないでしょ。九月入学に変えて欲しくない。そう思われる方も

もし変わったらどうなるのか?という知識や心がまえは必要かと思います。

9月入学・9月新学期開始のメリットは?デメリットは?
誕生日と学年の区切りはどうなるの?

そんな、ママの疑問あれこれについて解説していきますね。

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9月入学・9月新学期開始のメリット

では、はじめに 九月入学・九月新学期にするメリットってあるの?という方のために、メリットについて説明しますね。

9月入学・新学期開始のメリット①平等な学習機会を確保できる

休校中は家庭の状況親の意識で、子供たちの学習環境に大きな格差が生まれています。

私立などの小学校や塾に通っている子供たちは、オンライン授業などを受ける機会に恵まれ、むしろ休校中の方が学習がはかどっているという子供もいるかもしれません。

でも、それでは学習環境において あまりに不平等です。

すべての子供たちに「平等に」学習の機会を与えるには、足並みをそろえて九月から再スタートする以外に方法はありません。

今からフルスピードでオンライン授業ができるような環境を整えたところで、すでにこれまでの休校期間で生まれてしまった差をうめることはできません。

正直、長期休校中の「」活用できていないのですから、これから動き出しても遅いです…。

とはいえ、ICTを活用し「学びたいときに学べる体制」を国が整えることは、これからの課題でもあると思います。

入院していても、不登校でも、これからまた休校になっても…。授業形式が無理だとしても、単元ごとの解説動画を文科省が情報発信してくれるだけで、救われる子供は大勢いるはずです。

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9月入学・新学期開始のメリット②落ちついて学習に取り組める

九月に改めて学年をスタートさせることで、落ち着いた気持ちで学習に取り組むことができます。これも大きなメリットの一つといえます。

休校中の遅れを取り戻そうと、夏休みなしで学校に行き、かけ足で授業時数だけ何とかこなそうとしても、子供たちの心と体は疲弊するだけです。

もちろん、先生方の心や学校現場に余裕はなくなりますよね。子供たちも落ち着いて勉強することができないでしょう。

そんな急ぎ足の学習では定着も難しく、多くの子供たちが学習だけでなくメンタル面でついていけなくなってしまう可能性があります。

九月からの再スタートで今の学年を充実させることができます。

もちろん、今の学年を充実させることで、次の学年へスムーズに上がることができます。

9月入学・新学期開始のメリット③子供と保護者の不安・心配が減る

学習の遅れに対する心配は保護者だけではありません。はじめのうちは「やった!学校休み♪」という感覚の子供が多かったと思います。

でも、休校が長引くにつれ「友達と遊びたい」「一緒に勉強したい」という思いが強くなり、学校再開の見通しが立たない今では、多くの子供たちが学習の遅れを取り戻せるのか、と不安や焦りを抱きはじめているのではないでしょうか?

また、9月に再スタートとなると、最長で8月末までの休校が可能になり、コロナウイルスが終息していることが期待できます。ウイルスの感染に怯えながら学校生活を送る必要もなくなり、安心して登校できます。

目に見えないウイルスだけに、偏見や差別、いじめ…。それが一番怖いですからね。

9月入学・新学期開始のメリット④失った機会をもう一度とり戻せる

年度はじめに多くの学校で行われる授業参観。春に運動会が行われる学校では、新一年生にとってはじめての運動会。6年生にとって思い出に残る最後の運動会。楽しい遠足。修学旅行…。

子供たちにとってかけがいのない時間が失われてしまいました。スポーツなどの習い事をしている子供であれば、多くの大会が中止され、これまでの努力の成果が発揮できぬまま不完全燃焼…。そんな子供もいることでしょう。

すべてを取り戻すことは難しいかもしれませんが、もう一度チャンスがある!そのことを今、子供たちに伝えることには大きなメリットがあります。

9月入学・新学期開始のメリット⑤入試を夏にできる

9月入学になると、受験が暑い時期になります。これまでは、雪による交通への影響インフルエンザの流行など、受験生と受験生の親にとってはヒヤヒヤな時期でしたよね。それらの心配も解消されることになります。

暑さとは戦っていかなければなりませんが…。

でも、暑さに関しては対処法が多くありますよね。受験は夏の方がメリットが大きいといえます。

また、一部の子供に限られることですが、 多くの国が9月入学であることから、 留学や家族の転勤で外国に行かなければならない子供たちにとって、入学や卒業のタイミングが合わせやすいというメリットも挙げられますね。

留学しようとする生徒や日本に来る留学生が増えることも期待できます。

ただ、これらは今 全面に出すメリットではないですね…。

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9月入学・新学期開始のデメリット

これまで九月入学・新学期開始案のメリットについて説明してきました。もちろん九月スタートにはデメリットも多くあります。

では次に、どんなデメリットがあるのか、説明していきます。

9月入学・新学期のデメリット①教育現場の混乱

九月入学・新学期にする最大のデメリットは、何といっても教育現場の混乱が避けられないということです。

現場の混乱が、繊細な子供たちに悪い影響を及ぼしてしまうことも十分に考えられます。

九月から再スタートといっても、4月の学習内容を9月にして、5月の学習内容を10月にして…と、ただ単純に「スライドさせればいい」という問題ではありません。

大改革が必要になります。

そして、短期間で行わなければならないその大改革には、もちろん先生方の計り知れない労力も必要になります。

8月末まで休校。

それぐらいの思い切った政府の判断が必要なのかもしれません。

それはそれで違う問題が起こりますけどね…。お母さん方も もう限界…。

でも、もしその判断が今できれば、先生方の混乱は最小限に抑えられます。

今の状況はとても中途半端ですよね。休校の延長、また延長で、本当に6月から学校再開できるのか?先生方もどうすればいいのか…。翻弄されています。

とはいえ、どのようなかたちをとったとしても、この長期休校後の学校再開に混乱は避けられません。

大人だけの混乱にとどめることができるのか。それとも子供をその混乱に巻き込んでしまうことになるのか。

9月入学案の決定時期によっても大きく左右されるといえます。

9月入学・新学期開始のデメリット ②卒業が遅れる

九月から新学期開始が現実となると社会的にもさまざまな影響が考えられます。

とくに、卒業が3月ではなく7月(8月)になるのであれば、 来年4月に人材不足になる企業もあるでしょう。

今後 新規採用を4月ではなく9月にすることを検討しなければなりません。

今年度3月に退職する予定だった教員は、来年8月末までの延長、もしくは再任用での雇用になりそうですね…

また、卒業が夏にのびたら、学費はどうなるのか?という問題に直面してしまう家庭もあるでしょう。

小学校の入学にあわせて、現在小学校に入学していない未就学児の子供たちの卒園も夏になります。

9月から一学期をやり直したとしても、また長期休校になったらどうするのか、という不安も拭いきれませんよね…。

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9月入学・新学期開始で誕生日と学年の関係はどうなるの?

現行では、4月2日~翌年の4月1日までの子供が同じ学年になっています。小学校に入学してしまっている子供、つまり現在すでに入学してしまっている子供は変えようがないので、このままでいくと思われます。

じゃあ 現在まだ小学校に入学していない未就学児の子供たちは9月入学に変わるとどうなるの

というのが、とても気になるところですよね。

結論だけいうと

これまで通り、4月2日~翌年の4月1日生まれの子供が「同じ学年

がベストではないかと思います。

ちなみに現在の学年は下図のような誕生日で区切られています。(見にくくてごめんなさい…)

そのままの区切りでいくと、入学はこんなかんじ↓かな…と。

ただし、問題になるのが、入学が9月になるので卒園は8月?園児でいる期間が5か月も長くなりますね。

幼稚園などの先生が足りるのか?公立の場合、延長した期間の予算は足りるのか?など、いろいろ問題はありますが…。

子供たちへの影響は少なそうですね。

小学校が9月入学に代わるのであれば、もちろん今後9月入園が主になっていくと思われます。

9月2日~翌年9月1日生まれを同じ学年にできない?!その理由とは?

9月2日~翌年9月1日生まれを同じ学年にする場合、どこかで調整しなければなりません。

段階的に学年の区切りを伸ばしていくというのも、かなりややこしい話なので、もし9月2日~翌年9月1日生まれを同じ学年にするのであれば、いっきにしてしまうでしょうね。

来年度いっきに?!…↓

現在の年長さんと年中さんの約半分(4月2日生まれから9月1日生まれの子供) が同学年になります。

そうすると来年度、17か月の間に生まれた子供たちが一斉に一年生になる?!

低学年の時期の17か月差はとても大きいです。知能だけでなく、精神面でも大きく違います。同じクラスで一斉指導していくのは、かなり厳しい気がします…。

また、これらの方法だと全国的にこの学年だけクラスが増えることになります。教員の数が足りなくなる可能性がありますね…。1クラス増えることで教室が足りなくなる学校もあるでしょう。

今年の採用試験で採用数を増やして何とか人員の確保をする…。それも厳しいですね。

ただ、1年生は35人学級(原則的に1クラス最大35人)なので、子供の人数によっては、クラス数が増えない学校もあります。

では逆に、来年度だけ4月2日生まれから9月1日生まれの子供を9月入学にする方法は?!…↓

これでは、来年度の新一年生が通常の半分以下の人数になってしまいます。 (全国で40万人ぐらい。) 少ない…。

いずれにせよ、九月入学への移行期にあたる子供たちが大きくなった時、受験や就職で問題がおこりそうですね。

やっぱり、同学年の区切りを現行の「4月2日~翌年の4月1日生まれ」から「9月2日~翌年9月1日生まれ」するには問題がありすぎます。なので

これまでと同様に、4月2日~翌年の4月1日生まれまでの子供が、同じ学年になるのでは?と予想します。

あくまで私の予想です。世間的には↓この方法を考えている人が多いような気がします。小学校現場は猛反対でしょうけど…。

現在、年中さんの子供(4月2日~9月1日生まれ)をもつ方は、小学校入学時期が変わってしまうかも?!ですね。

さいごに…。

現在の義務教育は、満6歳の誕生日以後の最初の4月1日から9年間(満15歳に達した日以後の最初の3月31日まで)の子供たちが対象となっています。

 

今の中学3年生の中には、卒業時16歳になってしまう子がいるので、法律の改正も必要ですね。

小学校0年生とは?

こちらの章は5月21日に追記しました。

5月20日に新たな案小学0年生案が出されました。

ネット上でいろいろ言われていて分かりにくいですね…。大まかに小学0年生について説明しますね。

まとめると

現在小1以上の子供

  • 来年8月末まで今の学年。来年9月に進級
  • 小学校で過ごす期間が5か月伸びる。

現在年長さんの子供

  • 令和3年4月に仮入学 0年生(※プレスクール)
  • 令和3年9月に正式入学 1年生スタート

小学0年生のメリット

  • 現在未就学児の子供たちの学年の区切りがこれまで通り
  • 4月~8月までのプレスクールがあることで、新一年生は小学校生活や学習をスムーズにスタートさせることができる。

学校現場の課題

  • 現在年長さんの子供が仮入学するとき(4月時点)先生は足りるのか?
  • 来年度4月から8月まで教室が足りなくなる学校も…。その場合はどうするのか?
  • 現在学級担任をしている先生が今年度退職だった場合、退職を延長するのか?それとも他の担任に変わるのか?
  • 0年生の学習内容はどのようなものか?小1の学習内容は変わるのか?

小学0年生案にはメリットもありますが、課題も多くありそうですね…。

個人的には小学校を5か月のばすより、就学前を5か月伸ばす、つまり年長さんを1年5か月にする(現在年長さんの担任が、来年の9月まで、つまり5か月延長して担任をする)方がいいのかなぁと思います。これまでも多くの園が、小学校入学前の年長さんに「線のおけいこ」など、プレ学習させています。園生活最後の5か月の中で、プレスクール的な感じで、ひらがなの読み書き10までの数字を書けるようになるなど、おおげさな学習ではなく基本的なことをしておけば、小学校での学習もスムーズに取り組めます。もちろん、一日中学習するのではなく、一日のうちの1~2時間程度を使って…。鉛筆の持ち方に慣れる、椅子に座って字を書く。そういう基本的なことを年長さん最後の5か月で出来ていれば、小学校も安心ですよね。しかも、年長さんの担任であれば、子供たちの個性もよく分かっているでしょうし…。メリットが多い気がします。

また、以下のように「小学0年生」を説明しているサイトもありました。6年かけて段階的に9月に移行していこうというシュミレーションですね。

でもこれは、未就学児のお子さんをもつ親にとって混乱が大きすぎます。現実的ではない気がします…

日々、9月入学案について報道されています。反対意見をあおるような案も出ていますね…。

9月入学にすると世界とのずれが生じる(遅れる)、生涯年収が減る…。卒業が遅れる。

確かに、それらも課題です。でも、「今」いちばん大事な課題は

休校中に子供たちが失った大切な機会をどうするか…その1点だと思います。

今年度中にできなかった学習は次の学年で…。最終学年はどうするか…

子供たちの気持ちを考えると、早い決断をして欲しいですね…。

 

おわりに

9月入学、みなさんはどう思われますか?

賛否両論だと思います。

9月入学・新学期開始案を実現するには多くの課題があります。日々刻々と状況が変わっていて、どうなるか分かりませんが

私は9月入学・新学期開始案は遂行されると思っています。

法の改正も含め、慎重な議論が必要なのかもしれません。でも、今 変わることができないのであれば、これからも変わることはないでしょう。何年かけても同じです。

これだけ続いてしまった休校。義務教育での状況は本当に厳しいのです。ゴールは3月で、学習内容も減らすことができず、学校へ行く期間が休校の延長でどんどん短くなる…。

特に2020年は、教育大改革の年。

英語教育は3年生から必修化、5年生から教科化、そして道徳の教科化…

小学校は今年度から、め いっぱいの時間割を組んでいました。

休校後は、夏休みを返上して、7時間目の授業をして、土曜日も授業をして…

子供のことを理解している人間が言える言葉ではありません。

休校後になんとか授業時数を確保して、今年度はどうにかこの苦境を乗り切ろう!というのは大人の勝手な都合です。

短期間に休みなしで無理やりつめ込もうとすれば、結果 不十分なものになってしまいます。不登校の子供は増えるでしょう。

土台がしっかりしていない状態で、学習を積み上げようとしても、必ず崩れます。

休校中に子供たちが失ったものは、とても大きいのです。

学習の機会だけではありません。

さまざまな行事の縮小や中止で、子供たちは多くの機会を失いました。大切な思い出、新しい学年での挑戦、希望、期待…。すべて消されてしまいました。

問題が起こった時に乗り越えようとする精神。柔軟に対応する力。

教育は、そういう力を子供たちに育成することを目指しているはずです。

先を生きる大人が、子供たちのために正しい決断をしてあげて欲しいですね。

令和生まれの子供たちにとって、夏の別れと出会いは当たり前…

そんな時代になると思いますよ。

昭和生まれの私は、やっぱり春のイメージですけどね(笑)

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

令和2年5月1日

ひまわり

 

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